株式会社YASUDA代表:佐藤和博

今回は、YASUDAの代表取締役でYASUDA復刻プロジェクト発起人の佐藤和博にインタビューいたします。

Q:佐藤さんはなぜYASUDAを復刻させようと思ったのですか?

あれは2017年の夏でしたね。いつものように仲間とサッカーを楽しんだあとに「昔YASUDAってあったよね?履きやすかったけど今も売ってるのかな?」という会話になったことがありました。

そのときに、自分のYASUDAに対する思い出がものすごい勢いで頭に浮かんできたんです。

中学のサッカー部でなかなかレギュラーを取れず悶々としている時、ひょんなことからスポーツショップで出会い、レギュラーになるきっかけを作ってくれたYASUDAのスパイク。

気になって調べてみたら、いつの間にかなくなってしまっていたんですね。

なくなってしまったことを知り、どうしてもまたYASUDAを履きたいという気持ちが強くなってきて、ならば自分で復活させることができないかと、そう考え始めました。

とはいえ、シューズブランドを復活させるような潤沢な資金があるわけではありません。そこで、クラウドファンディングを使って復刻の支援を募ろうと思ったのです。

Q:どうして復刻の手段がクラウドファンディングだったのですか?

当初から、出資や融資を受けたほうが良いのでは?といったアドバイスはいただいていました。

でも、YASUDAの復活に際しては、そうすべきではないなと思ったのです。
きっと僕らのようにYASUDAの復活を望んでいる人は多くいるのではないか。そして、YASUDAというブランドは、僕らのものだけではない。復活させるのであれば、YASUDAを愛する人たちの手によって復活させるべきだろう。

そのような想いから、復活の手段としてクラウドファンディングを選択したのです。

敢えてクラウドファンディングのサービス自体も自分たちの手で立ち上げるという選択をしたので苦労も多かったのですが、いただいた反響から、私たちの考えていたことは確信に変わりました。

Q:復刻までの道のりはどうでしたか?

まだまだ復刻したに過ぎず、これからなのですが、本当に多くの人とのご縁と偶然が重なり合ってここまで来れたという印象です。

まず復刻させるためにはブランドの権利がなくてはなりませんし、もちろん製品を製造できなくてはなりませんよね。それが本当に可能なのかという不安はありました。

権利や商標は、元YASUDA社員の齋藤さんという方が所有していることがわかりました。早速「一緒にYASUDAのスパイクを復活させましょう」とお願いをしたところ、ご快諾をいただけたのです。

そして次の難関はスパイクの製造でした。これがスパイクではなくTシャツなどであればもっと容易であったと思います。しかし齋藤さんも僕も、本気で復刻をするならば、どうしてもスパイクである必要があると思っていたのです。

日本初の国産サッカースパイクを作ったYASUDAだからこそ、スパイクである必要があったのです。

とはいえ、資金もない状態でゼロから作れる代物ではありません。僕は靴職人でもないですし、どこかにお願いをするしかありません。

齋藤さんと話す中で、まずは当時の金型などが残っていないかを調査することになりました。

当時YASUDAと取引があったという、いくつかの工場を当たりましたが、いずれも今は閉業していました。

更に調べを進めていく中で、今でも可動している工場がありました。その工場に問いあわせてみると、なんと、当時のYASUDAの木型、金型があるということなのです。

ここからさらにロット数などの問題などもありましたが、なんとかクリアし、クラウドファンディングの実施までこぎつけることができました。

クラウドファンディングを実施している中でも多くの苦労がありましたが、おかげさまで大きく達成することができ、YASUDAを会社として復活させるまでに至りました。

Q:これからはYASUDAをどのようにしていこうと考えていますか?

YASUDAはサッカーシューズからはじまったメーカーですので、まずスパイクをはじめとしたフットウェアからしっかりと手がけていきたいと考えています。サッカーはもちろん、ラグビーやフットサルを含めたフットボールメーカーとして歩んでいくつもりです。

そして、現在多くの声をいただいているライフスタイル分野についても、将来的に進出を考えています。

YASUDAを応援してくださっている多くの方の声援にお応えすべく、創業者の想いを胸に努力を重ねてまいります。これからもYASUDAをどうぞよろしくお願い申し上げます。

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