(5)カンガルーレザーとYASUDA

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みなさんこんにちは!
YASUDAのWEB担当です。

【YASUDAインサイドレビュー】

今回で、第5回目になりました。どうぞよろしくおねがいします。

ここ数回で、スパイクシューズ「Innovator(イノベーター)」について色々とお話をさせていただいています。

前回は、シューズの生命線とも言える、金型と木型の変更や、その詳細についてお話をさせていただきました。

内容が内容だけに、さすがに反響が多くて、とてもうれしく思っています。
まだお読みでない方はぜひ、どうぞ。

>> 前回:(4)金型と木型を一新するということ

さて、最近のテーマですが、

新作シューズの
【1】ソールと接着
【2】金型と木型
【3】レザーなどの素材
【4】製造

こうなっていまして、

今回は、

【3】レザーなどの素材

について、お話していこうと思っています。

「YASUDA」といえば、カンガルーレザー

YASUDAを復刻させてから、

「YASUDA懐かしい!」という声とともに、

「YASUDAといえば、カンガルーレザーだよね」

ですとか、逆に、

「カンガルーレザーのスパイクといったらYASUDAだよね」

というお声を多数いただきました。

もちろん、代表の佐藤を含め、わたしたち自身も、

「YASUDAのカンガルーレザーのスパイクをまた履きたい!」

という思いから復刻のプロジェクトを立ち上げ、そして今に至るので、そういった皆さんと同じ気持ちです。

実際、復刻モデルの「YX-2018」と、それい続いた「YX-2019」については、素材のすべてにカンガルーレザーを使用して製造しました。

また、2002年の倒産前も、スパイクシューズには、やはり積極敵にカンガルーレザーを採用していたことからも、

やっぱり「YASUDAといえばカンガルーレザー」なわけです。

今もなおカンガルーレザーを採用する理由

金型と木型を見直し、変更したことは、前回まででお伝えしてきたのですが、もちろん「シューズの素材をどうするのか」という議論もありました。

ありましたが、やはり今回メインの素材として採用したのもカンガルーレザーでした。

カンガルーレザーは、牛革に比べて、薄く革が柔らかいため足に馴染みやすいだけでなく、強度が高いというメリットがあるんですね。
そしてカンガルーレザーは圧倒的に軽いという特徴があります。


シューズで使用したレザーの切れ端です。本当に薄くて柔らかくてしなやかです。一度触って欲しい、、、

もちろん、プレイヤーごとに好みもあるので、一概に「最高」と簡単にいうことはできませんが、わたしたちとしては「日本人の足に馴染みやすいスパイクを作りたい」という思いがあるわけでして、それを叶えるにはやはりカンガルーレザーを採用するのが最良の選択だという結論になりました。

どんなふうに、どんなところにカンガルーレザーを使用しているのか

では、今回の新作「Innovator(イノベーター)」シリーズで、どのようにカンガルーレザーを使用しているかなど、シューズの素材についてご紹介していきたいと思いますよー!

・Innovator Pro(イノベータープロ)
まずは、Innovator Proについてです。

黒いソールが特徴なのが「Pro」

こちらは、フロントからヒールにかけて全面的にカンガルーレザーを使用しています。
一箇所だけ素材がちがうのは、シュータン。


ここの部分に関してはカンガルーレザーではなく、牛革とピッグスキン(ぶたの革です)を合わせたものを使用しました。

裏側はこんな感じになってます

足全体をカンガルーレザーで包み込むことで、抜群のフィットを実現しつつ、シュータンの外側には強度の強い牛革を、そして足の甲が当たる部分には滑りにくいピッグスキンを張り合わせたものを使用しました。

カンガルーレザーのしなやかさと、牛革・ピッグスキンを組み合わせることで、最高のバランスを実現しています。

・Innovator Pro-ex(イノベータープロエックス)
続いて、Innovator Pro-ex

白いソールなのが「Pro-ex」

「Pro-ex」は、「Pro」と全く同じ構造をしているのですが、一部にカンガルーレザーではなく、人工皮革を使用しました。

ボールコントロールやフィット感にもっとも影響する部分はカンガルーレザーを採用する一方、サイドからヒールにかけては人工皮革を。

その理由は、コストに他なりません。

つまりシューズの価格。
カンガルーレザー、高いんです。天然革ですから。

そうすると価格に反映せざるを得ないのが正直なところ。

いまやYASUDAを復刻させることだけがわたしたちの目的ではないですから、良いものをキチンとした価格で使ってもらうことも非常に重要だと考えています。

ですので、このように素材を組み合わせたラインナップも用意しました。

もちろん「Pro」と同様のパフォーマンスを発揮できるように、使う人工皮革にもこだわっています。

でも、人工皮革の採用はコストという面だけではありません。

実は、カンガルーレザーはあまり雨に強くないため、「Pro-ex」のように人工皮革を組み合わせることで、グラウンドのコンディションを選ばず活躍してくれます。

「価格的にも手にとっていただきやすいものを」と考え制作した「Pro-ex」ですが、結果としてメリットはそれだけでないものが出来たと考えております。

ちなみに、スパイクのサブスクサービス「Excel Feed(エクセルフィード)」では「Pro-ex」を使用しています。

・Innovator TF(イノベーターターフ)
そして、「TF」。

こちらはトレシュー、フットサルなどの屋外で使っていただくことを想定して作ったターフシューズですが、素材は牛革・アクションレザーと人工皮革の組み合わせになります。

今回のターフシューズへのカンガルーレザーの使用は今回見送りました。

「TF」はスパイクシューズに比べて、ゆったりした構造になっているので、ぴったりとレザーが密着するということにはなりませんし、復刻後初のターフシューズ、トレシューになるわけなので、「多くの方が手に取っていただけるように」ということで、コストを優先した形となります。

ただ、カンガルーレザーではないとはいえ、アクションレザーを含め、選りすぐった素材を使用しています。
フィールドでのプレーはもちろん、普段の外履きとしても快適に履いていただけるように作りました。

とはいえ、オールカンガルーレザーのターフシューズも作ってみたいですね。
それはまたいつか、、、と思っています。

ということで、今回はシューズの素材や、カンガルーレザーについてお話してきました。
素材の選択にもきちんとしたこだわりと、理由があること、ご理解いただけましたか?

次回は、シューズの製造やネーミングについてお届けしたいと思っております。

【今回のまとめ】
・YASUDAといえばカンガルーレザー

・カンガルーレザーといえばYASUDA

・今はカンガルーレザーを軸にちゃんと考えて素材を組み合わせています

という感じで覚えておいてください。

次回、YASUDAインサイドレビュー第6回は、

(6)「Innovator(イノベーター)」誕生!

です。

ではまた。お楽しみに。

>> (1)新作シューズ「Innovator(イノベーター)」発表しました!
>> (2)「Innovator(イノベーター)」はこうして生まれたっていう話
>> (3)「復刻」のその先へ
>> (4)金型と木型を一新するということ
>> (5)カンガルーレザーとYASUDA←このページ
>> (6)「Innovator(イノベーター)」誕生!

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